「春を纏って」ができるまで

手のひらの中で見る小さな写真集をつくりました。

noteには写真のみをのせるて作品として見ていただいていますが、せっかくなのでSwing!では「春を纏って」ができるまでを少しお話できたらと思います。

春の訪れを感じるのは

みなさんはどんなときに春の訪れを感じますか?

桜のつぼみを見つけた。
桜のスイーツが登場した。
お店に並ぶ服が薄手で明るい色になった。
あたたかい日が増えてきた。
卒業式や入学式の話題がでてきた。

春の記憶はひとそれぞれ。
ふとしたことをきっかけに春が来たと感じることがあると思います。

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私が春の訪れを感じるのは「風」

肌を刺すような風に身を縮こまらせていたのに、突然ぽかぽかした日差しとあたたかい風が吹く日が訪れる。
そのときに「春がやってきた」と毎年思うのです。

やわらかい風にくるまれる感覚、気づいたらいなくなり初夏へと移り変わっている掴みどころのなさ。
そんな春へのイメージを表現したくてこの写真集をつくりました。

撮影は強風の海

撮影は背景が開けた場所がよかったので由比ヶ浜で撮りました。(鎌倉でおいしいものも食べたかった)

当初予定していた日が雨だったため延期しての撮影。
雲ひとつ無い快晴でバッチリ!と意気込んでいたのですがなかなか上手いこといかないものです。
実は撮るのがものすごく大変でした…

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私達を苦しめたのは「風」

この日は立っているのも大変なほどの強風。砂が身体にバシバシあたり目も開けていられないほどでした。
風を撮りたいのに風に悩まされるというなんとも滑稽な展開!

風を写すために布を用意したのですが気を抜くと一瞬で吹き飛ばされてしまうので、「何が何でも布は離すな」精神でモデルさんにもがんばってもらいました。
暴風っぷりが写真じゃ伝わらないのが悔しいくらい。

まだ風も冷たく30分いるだけでもかなり体力が奪われてしまい、天候に影響を受けてしまう外撮影の大変さや、過酷な環境の中で撮影者・モデルともにテンションを保つ難しさを味わい、まだまだ学ぶことがたくさんあると再認識した日でもありました。

ただここまで大変な状況になると笑えてきてしまうもので、ヒーヒー言いながらも楽しく撮れました。(本当は9割くらい大変だった)

春を纏って





予想外の展開はありましたが無事に完成させることができました。
noteには別の写真もあるのでもしお時間があればのぞいてみてくださいね。

目に見える形で何かを表現することは、作っている間はとても楽しいのですが、人に見せるのはとても不安で怖気づいてしまうことがあります。
でも今回いろんな方に感想をもらい、自己開示はとてつもなく苦手だけれど写真になら素直になれるかもしれない、と思わせてくれた作品になりました。

せっかく春の撮影をしたので、夏・秋・冬とシリーズ化していこうと思います。
次の季節が来る頃に、また見に来ていただけたらうれしいです。

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