2019年の4月に一眼レフのフィルムカメラ「CONTAX S2」を購入し、デジタルだけでなくフィルムで撮影もするようになりました。
いままでフィルムカメラはほぼ“写ルンです”しか使ったことがなかったので写りの良さや描写のやわらかさに驚き、今までのフィルム写真のイメージを変えてくれたカメラです。
ただマニュアルフォーカスであることや、レンズを含めると800gを超える重さを考えるとじっくり撮るとき向け。
片手で持てて、ピント合わせのいらない気軽に撮れるカメラがほしくなり、好きなフォトグラファーさんがおすすめしていたコンパクトカメラ「Autoboy2」を買うことに決めました。
Autoboy2の外観
1979年に初代Autoboyと言われているAF35Mが販売開始され、そのモデルチェンジ機として1983年にAutoboy2が発売されました。
私は日付を写し込むデート機構がついているクオーツデートというタイプをヤフオクで5000円で購入しました。
プラスチックのボディがなんだかおもちゃのようで可愛らしく見えます。
コンパクトカメラの中では大きめのボディなので持ちにくいかと思ったら、ボディに指がひっかかるようになっていてホールド感はしっかりあります。
Autoboy2の仕様
- レンズ:38mm F2.8
- フィルム:自動巻き上げ式
- 質量:300g
電源のオン・オフは表側のロゴ脇にあります。
フラッシュは裏側にあるスイッチを動かすと持ち上がり、チャージが完了するとファンダー横のランプが点灯します。
オートフォーカスでピント合わせは不要、シャッターボタンを押すと、ファンダー下部にある近・中・中遠・遠距離を示す4つのアイコンの中から該当するアイコンに緑のマスが移動します。
起動音、フィルムの巻き上げ音が大きめなので静かな場所での使用は気をつけたほうがいいかも。
Autoboy2の作例
Autoboy2を使って撮った写真をいくつかご紹介します。
フィルムはすべてFUJIFILMの業務用100を使って撮りました。
光量が少ない室内や夕方はシャッタスピードが遅くなりブレちゃいましたが、光量が十分な場所ではパキっとした写りになりました。
このときは最短撮影距離を把握しておらず普段のデジタルの時の感覚でとってしまいピントの合わない写真が多くなってしまいました。
正式な数値は不明ですが、撮ってみた感じや同年代に発売された似た仕様のカメラからおそらく1mくらいだと思います。
自分が思ってるよりも少し引いてとるくらいがちょうどいいかも。
オートフォーカスなので自分で設定の必要がなくシャッターを押すだけですぐに撮れるこのカメラは街歩きにピッタリだと感じました。
人を撮るときも相手に緊張感を与えにくく、それどころか「なにそれ?」と興味をもってもらえるほど。とっても気楽に使えるカメラです。
写ルンですじゃないフィルムカメラを使ってみたい、カメラの詳しい設定は苦手という人に気軽に使えるカメラとしておすすめです。
一眼レフのCONTAX S2が気になる方はこちらもぜひ見てみてくださいね。